歳旦祭 1月1日 神社の恒例祭典としては、年の一番最初のお祭り。崇敬者をはじめ国家国民の幸福と安泰、世界の平和を願う。
元始祭 1月3日 皇位(天皇の御位)のはじまりを、祝い寿ぐお祭り。
梅まつり奉告祭 1月6日 梅まつり期間の開始に先だって、期間中の賑わいと安全を祈る。新年の梅大使10人も和服で参列する。
古神札焼納祭
(どんど焼き)
1月15日 皆様がお納めになった、古いお札やお守りを浄い火でお焚き上げし、今後のご加護を祈る神事。
節分祭 2月3日 豆まきの神事を行い、邪気を祓って幸せを願う、立春の前日の行事。節分とは本来、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことで、四季の分かれ目を意味しているが、いつからか立春の前日だけが暦に記載されるようになった。これは、立春正月すなわち一陽来復して春(新年)になるという考えからきている。
初午祭 2月初旬 2月の初めの午(うま)の日に行う、常磐稲荷神社の祭礼。
紀元祭 2月11日 皇紀元年(西暦の紀元前660年)の正月1日(太陽暦換算2月11日)初代神武天皇が即位されたことを祝って行う祭典。
祈年祭 2月17日 今年の稲作の開始に際して、穀物の豊饒を祈るとともに、国家の安泰を祈願する祭典。年間の三大祭のひとつとして、重要な祭典である。秋の収穫を感謝する「新嘗祭」と対をなす祭典。
梅花祭 2月20日 ご祭神の好まれた梅花を神前に供えて、観梅の季節到来を奉告する。
天長祭 2月23日 第126代今上天皇陛下のお誕生日を祝って行う祭典。
烈公誕辰祭 4月4日 御神号を押健男國之御楯命(おしたけおくにのみたてのみこと)と申し上げる、御祭神:徳川斉昭公=烈公のご生誕 [寛政12年(1800)旧暦3月11日生] を祝って執り行う誕生日の祭典です。
昭和祭 4月29日 昭和天皇のご生誕日(昭和の日)にちなんで、昭和天皇のご遺徳を顕彰し、昭和の御代を偲ぶ祭典です。昭和の日は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日として定められた国民の祝日です。常磐神社スカウト育成会のボーイスカウト・ガールスカウトが参列し、祭典後は各団この日にちなんだ活動を展開しています。
摂社 東湖神社例祭 5月4日 御祭神は水戸藩士「藤田東湖命」。斉昭公に仕え、公を助けて藩政改革や兵器軍艦建造に活躍した海防策を進言する等、幕府からも注目されました。天保の改革、藩校弘道館の創建をはじめ斉昭公の片腕として活躍し、薩摩の西郷隆盛や越前の橋本景岳など天下の志士から景仰されました。『弘道館記』の草稿を起草し、『回天詩史』『常陸帯』『弘道館述義』や『文天祥正氣ノ歌ニ和ス』(正気の歌)など、水戸学を代表する文献の作者です。常磐神社末社鎮霊社が、茨城県護国神社として桜山に遷座した跡地に、昭和18年(1943)水戸市の紀元2600年記念事業の一環として創建。昭和20年の水戸大空襲で社殿焼失後、同33年常磐神社社殿とともに復興しました。
常磐神社例祭 例祭
5月12日
【例祭】れいさい 明治7年5月12日に現在地にご鎮座になったことに由来し、毎年この日を例祭と定めています。神社本庁からの御幣物をたてまつる献幣使が御差遣になり、巫女が当社独自の神楽「偕楽舞」を奉奏します。池坊水戸支部による献華、水戸石州流何陋会による献茶も奉仕されます。神賑行事として、午後に能楽殿で茨城県吟剣詩舞道総連盟により吟詠剣詩舞の演舞も行われ、終日境内は祭一色となります。年間の恒例祭典中、最も重要でかつ最大の祭典です。
神幸祭
例祭に直近の
日曜日
【神幸祭】じんこうさい 神幸祭(神輿渡御)は例祭に直近の日曜日に行います。正午に宮出しのあと、三の丸の義公祠堂大前で祭儀を行い、水戸の目抜き通り「黄門さん通り」を渡御し、夕方には地元常磐町元山町を巡ってから宮入りとなります。道筋の途中では各町内会や「京成百貨店」「トモスみと」などの大型商業施設も御旅所として一段と賑わいます。
御田植祭 5月下旬
〜6月上旬
御社殿での祭典後御田に移動し、秋の豊作を祈りつつ稲の苗を植える行事です。 御田奉耕会の皆さんと、赤い腰巻きに花笠を被り手甲・脚絆の昔ながらの装束で、水戸女子校生徒10名が早乙女を奉仕し、田植え歌にあわせてひと株ずつ手植えをします。 田植の儀の見学は自由です。
夏越大祓式 6月30日 大祓(おおはらえ)は、6月と12月の晦日(新暦では6月30日と12月31日)に行われる除災行事で、701年(大宝元年)の大宝律令によって正式な宮中の年中行事に定められました。今年の前半年の間に無意識のうちに犯した、罪(つみ)や穢(けが)れを祓(はら)い清めて、暑い夏を健康な心身で乗り越えるために古来から伝わる儀式です。穢れとは「気が枯れる」ということで、心身ともに弱くなった状態のことです。罪や穢れを祓うことにより、元の元気な状態にして、一人一人が清々しい気持ちで明るく元気に毎日を過ごせるよう、また広くは私たちが生きるこの社会全体を祓い清め、世の中が平安でいつまでも栄えるよう祈りをささげます。「水無月(みなづき)のなごしの祓する人は千歳(ちとせ)の命のぶといふなり」という和歌を唱えながら、茅の輪くぐりの神事も行いますので、ふるってご参加下さい。
義公誕辰祭 7月11日 御祭神、高譲味道根命=徳川光圀公(諡:義公)の寛永五年(1628)旧暦6月10日のご生誕を祝って祭典を執り行い、巫女が「豊栄舞(とよさかのまい)」を奉納します。当社の役員・総代、外郭団体の会員・特別崇敬者などが参列します。
国旗祭 8月の旧暦
7月11日
江戸時代後期に鎖国していたわが国に開国を迫り、沿岸に度々外国船が来航するに及んで、船籍をわかりやすくするため、日本国を表徴する正式な標識旗が必要となったことから、御祭神徳川斉昭公や島津斉彬公らが幕府と話し合い、嘉永7年(1854)旧暦7月11日、日本の総船印として幕府が各大名に布告をしたのが、国旗「日の丸」のはじめです。これを顕彰し記念して祭典を執り行います。
観月祭 中秋名月
旧暦8月15日
旧暦8月15日は中秋の名月、十五夜です。月夜見神を拝み、能楽殿で観月祭を斎行し、神楽舞と雅楽の演奏がありますので風雅なひとときをお過ごし下さい。近年、日中午後は「踊るDANCE奉納〜TSHET輝く命〜」も恒例行事となっており、能楽殿にて全国各地からのダンサーや音楽家による奉納が行われます。
抜穂祭 10月中旬〜下旬 稔りの秋となり、大切に育てられて収穫の時期を迎えた御田の稲穂を刈り取り、神々に豊穣を感謝する神事です。御神前に供えるための初めの数株を、宮司が自ら鎌で刈り取ります。その後、御田奉耕会の会員が収穫作業を奉仕します。抜穂(ぬいぼ)とは、大昔まだ鋭利な鎌がない時代に稲穂を一本ずつ抜き取っていたころの名残りと考えられています。
神嘗奉祝祭 10月17日 古来より「豊葦原瑞穂國(とよあしはらのみずほのくに)」と称されてきた我が国は、稲をはじめ穀物が豊かに実る国として、遠く神話の昔より稲作を中心として文化・伝統を育んでまいりました。秋10月、伊勢の神宮において神嘗祭がとり行われます。神嘗祭とは、天皇陛下がその年に収穫された新穀(初穂)を神宮に奉納され、天照皇大神が下された稲穂が無事に育ったことを奉告し、大御神さまの御神徳に感謝申し上げる重要なお祭りです。「神宮の正月」ともいわれ、御装束・祭器具なども一新されます。この重儀を祝し、当社では中祭式をもって奉祝祭を斎行します。
明治祭 11月3日 昭和23年の祝日法の改正により「文化の日」の名称に変わるまで「明治節」という呼称で広く知られていました。嘉永五年(1852)のこの日、京都において明治天皇が御降誕あそばされたことを祝って執り行う祭典です。明治天皇を御祭神とする東京の「明治神宮」ではこの日に例祭が執り行われます。当社の祭典には、渡里町の菊花同好会の皆さんが恒例で参列します。
新嘗祭 11月23日 その年の新穀を神々に奉りご神徳に報謝申し上げる祭りです。稲作文化の我が国にもっとも由緒深いお祭りとして、宮中や全国の神社で古来より執り行われております。当社でも、大祭式にて祭典を執り行い、五穀豊穣・事業繁栄を感謝して農作物や醸造品等が奉納され、祭典後、奉納展示農産物の頒布が行われます。古来「新嘗祭」の祭日でしたが、戦後の祝日法改正により「勤労感謝の日」という名称に変わってしまいました。
末社 三木神社 例祭 12月11日 徳川光圀公(義公)の育ての親と云うべき、三木之次命・武佐命夫妻を御祭神として祀る「三木神社」は、昭和40年12月11日に創建されました。以後、毎年この日に例祭を執り行っております。この創建は三木家子孫の三木啓次郎氏と親交の深かった(旧称)松下電器産業(株)会長 松下幸之助氏の多大なる御援助によるものと承っております。鳥居内に「三木神社由緒記」という石碑があり、碑の裏面には創建に関わった約百十数名の顧問・発起人(政財界や歌舞伎界の著名人)の名前が刻印されております。
煤払祭 12月13日 正月を迎えるにあたって、建物の内外を大掃除する行事。この日が正月事始めであったことにちなむ。
末社 常磐稲荷神社
例祭
12月25日 宇迦之御魂大神を祀る稲荷神社はもと境内広場付近に鎮座し、一時期見川の丹下に移してあったものを、常磐神社の復興を機会に再建されました。さらに昭和三十七年(一九六二)には、東参道の鳥居内に鎮座していた当社を、御本殿東側の玉垣外に東湖神社の旧社殿を改造して移転する工事が行われ、同年12月24日に遷座祭が執り行われて翌25日奉祝祭を斎行しました。その際、崇敬者から鳥居、幕、提灯等の奉納があり、末社常磐稲荷神社として御社頭を一新しました。その後、近年は御社殿の補修や鳥居の再建、幟旗のご奉納について、篤志企業グループの全面的なご奉賛をいただいております。
年越大祓式 12月31日 一年間の罪や穢れを人形(ひとがた)に託して、祓い去る神事。大宝律令において正式に宮中行事となった。
除夜祭 12月31日 一年間のご加護に感謝し、無事に新年が迎えられるように祈る、今年最後の祭典。