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part3

大河ドラマ
 part3


  • 西郷隆盛書簡(安政3年5月4日、大山正円宛)
 一橋侯を西上(註・西の丸、将軍世子とすること)へ引上られ候つもりに相決し、福山侯(老中阿部正弘)よくよく御呑み込みに相成り君公(薩摩藩主島津斉彬)へひたすら御願い申す訳に御座候。此の一条を初めて言上仕り候時は、実に難題に相成りおり、おぼしめしは決して別にござなく候。いよいよ御許容あらせられまじきについてはただ安然として罷り在りがたく、両田(水戸の藤田東湖と戸田忠敞)の恩義を親しく受け折候も、かようなる時節に寸分なりとも報いたく、やまやま相含みもしや再三諌争申し上げ奉り、弥別に御決定に候ては、水(註・水戸)へ面も向け様も相かなわず、とんとそれまでの儀と思いあきらめ居り候事ゆえ、あまり考え過ぎにつき、暫時は胸に迫り声を振り申し候。ご笑察くださるべく候。しかる処、思いの外おぼしめし込みよろしく、深く御汲み取りあそばされ、有り難き次第とびあがり候。天下のため我が御国家御難事もいたしやすく、かつ水府をお救い下され候儀、これより良策は御座あるまじく候。幕府も一改革出来申すべく、神洲扶持つかまつるべき道、さらにこれなき儀に御座候。


  • 橋本左内書簡(安政4年12月14日、西郷隆盛宛、ともに江戸)
---この書簡は、西郷隆盛が城山に没落の時まで、革文庫に入れ携帯していた。没後、吉井友実が持ち帰り巻軸にして天覧に入れたといわれる---
        一小冊添
    昨日は乍例失敬而已相働、多罪奉萬謝候。小拙不快は逐々宜方に御座候間、乍憚御休情可被下候。偖橋公御行状記略認出来候間、貴介へ附託仕候。餘は明夕迄に呈上可申候。左様御含置被下候様希度候。早々拝復。
       臘月十四日              橋本左内
      西郷吉兵衛様

    ---文中の「橋公御行状記略」というのは、松平春嶽公から老中松平伊賀守に送った一橋慶喜公の行状記を指している)言わば将軍の後継者として、これこれのふさわしい性格の・行状の方である、という推挙状のようなもの---
    松平春嶽公は越前の藩主であり、左内は命によって、これを平岡圓四郎に認めさせそれに筆を加えて提出したのである。此事を聞いた西郷が、それを見せてほしいと依頼した返書である。


    • 斉昭公の地球儀
    斉昭公が、地球儀を作れと命令を出されたのは天保14年か15年であったのではないかと言われている。嘉永5年蘭学者の鈴木重時、先手物頭の吉村蔵吉、算学者の桧山善兵衛、持頭役の坂井市之丞の4人だと言われている。この坂井市之丞は画家横山大観の父である。この時3個作られている。嘉永5年6月朝廷に献納されたものは、現在宮内庁に残されているが、直径109.9センチメートルで黒塗りの雲脚台に乗せられている。これと同じ型ので直径が36センチメートルのものが彰考館に残されている。もう一つは直径が5尺と言われているが、これは嘉永6年に幕府に納められたが焼失したと言われる。
    なお、宮内庁に現存するものは、明治天皇の御即位のとき、高御座の階下すぐの、正面中央庭上に置かれた。これは、中古以来行われて来た唐制風の庭上に香炉を置いて告天の焼香を行われていたのを廃止し、即位式の中で最も重要な調度としたのであった。


    • 嘉永6年斉昭公の中浜万次郎(ジョン万次郎)

      に対する質問の一部

    Q(斉昭公)、大船建造の費用及び売買について
    A(万次郎)、日本の銀にて2000貫、銅は少なく鉄が多い。鉄の鋳造は甚だ難しく、 日本では困難、買い上げの方が易しい。軍艦の売り船は無いが、一艘ぐらいはあるであろう。オランダへ申し込めば船大工が来るであろうから、古船買い上げよりも便利であろう。

    Q、アメリカの医術はどのようであるか。
    A、アメリカの医術というのではなく、イギリス、フランスの医術を通用させている。

    Q、共和政治の主は城郭の内におるのかどうか。
    A、城郭はなく、住居は日本の豪富農商の住宅と同様町並みに住んでいる。共和政治の主は4ヶ年目に代わり、人望あれば8年も勤められる。
     これについて斉昭公の感想
    「36州の主、4年毎に代わることは睦まじいようであるが、その元は利欲より出ていることである。今は開国初めのことであるから戦争などにより英雄の王が出て強いが、戦争ができなくなることは目に見えていることであり、そのときは、利益本位の王では問題となろう。」

    Q、4年毎に代わる場合に、辞めた主はどうしているか。
    A、一般と同じ庶民となる。

    Q、庶民と同じになりては、今日の生活にも差し支えがあろう。
    A、主となった時に金銀財宝おびただしく蓄えおくため何ら差し支えがない。